陸軍のストライカーなど、ハワイに向け横浜NDから船積み


米陸軍第25歩兵師団のストライカーがグリーン・リッジに積み込まれた


ノースドックに大型船3隻が並んだ。右からグリーン・リッジ、オブザベーション・アイランド、ウェストパック・エクスプレス
(12.11.14 撮影)

あいば野演習場などで行われた陸の日米共同訓練オリエント・シールドは、11月7日に終了した。米側の参加部隊は、ハワイの米陸軍第25歩兵師団だった。展開スピードを重視するために 軽量化された装備を持つ同師団の象徴が、軽量装甲車ストライカーだ。

今回のオリエント・シールドで使われた米軍の装備は、ハワイ・パールハーバーから自動車運搬船グリーン・コーブで横浜ノースドックに運ばれた。陸揚げ・検疫の後、装備はあいば野演習場 に陸送された。
共同訓練終了後は逆コースで横浜ノースドックに運ばれ、ハワイに輸送するための貨物船の到着を待っていた。

今回ハワイ行きの輸送を行う船は自動車運搬船グリーン・リッジだ。定期的に西海岸と極東の米軍基地を回るとともに、民間会社の車両の輸送も行っている船だ。7月にオスプレイを岩国に 運んできたのも、このグリーン・リッジだった。
14日朝、ノースドックに接岸したグリーン・リッジがローディング・ブリッジを降ろすと、ストライカー、大型車両、コンテナの順に船内に入っていった。15日午後ノースドックを出た グリーン・リッジは、扇島の埠頭に向かった。民間の車両を積んだ後、数日中に出港し、場合によっては2,3民間港に寄った後、米西海岸に向かう途中にハワイに寄港して、第25 歩兵師団のストライカーなどを降ろすとみられる。

(RIMPEACE編集部)


船積み2日前のノースドックの埠頭。第25歩兵師団のコンテナ・タンクローリーなど
が野積みされていたが、ストライカーは倉庫に保管されていたようだ(12.11.12 撮影)


2012-11-15|HOME|