横浜ND備蓄の陸軍揚陸セット、再び移動 その2
WT2隻のあと、ST(Small Tug)を移動させるためにノースドックの西北端に曳かれていくBD(Barge Derrick)
陸上にSTや中型揚陸艇(LCM)が並ぶ手前の作業水域に向かうBD
陸軍の Floatig Craft Company にそれぞれ1隻配備されているクレーンバージ(BD)は、115トンのつり上げ能力を持つ。
米軍資料によれば、輸送船のクレーンの能力を超えるような重量物の積み下ろしを担当する。M1エイブラム戦車も吊り上げる。このクレーンバージには15人が乗り組み、補給なしに30日間
持ちこたえることができる。
同資料の大型タグ(LT)や小型タグ(ST)のミッションの中に、このクレーンバージを外洋や港内で曳航する、というのがある。クレーンバージを連れて行かないと揚陸部隊のおぜん立てが
できないから、ミッションに明記してあるのだろう。
18日にはWT2隻を海に降ろした後、小型タグ4隻を海に降ろすために、民間のタグボート2隻に前後をつながれて移動した。この115トン吊り上げのクレーンバージでも持ち上げられない
大型タグや大型揚陸艇(LCU)は、ノースドックでも陸上に保管するのではなく、初めからバースに接岸して水上保管されている。
(RIMPEACE編集部)(2013.9.18 撮影)
2013-9-19|HOME|