派米実射訓練、陸自の装備ノースドックに陸揚げ



民間のバージに載せられた陸自の装備入りの木箱が、ノースドックに積まれた

毎年秋に、陸自の高射特科群・高射教導隊が米国ニューメキシコ州マクレガー射場に派遣される。ホーク・中SAMの実射訓練を行うためだ。
必用な資材、発射装置などはいったん横浜ノースドックに集められ、貨物船に積み込まれて米国に送られる。実射訓練終了後には船便でノースドックまで送られる。

貨物船が直接ノースドックに接岸して搬出・搬入するとは限らない。バージに載せて民間の埠頭に運ぶことが多くなっている。

3月12日午前、ノースドックのHバースに民間のバージが縦付け(?)されて、大きな木枠が陸揚げされた。陸自の隊員が40人ほど陸揚げを見守っていた。


木枠を降ろした後、民間バージ・タグは本牧埠頭のAPL専用埠頭に横付けされた。

カラになったバージが回航されたのは、本牧ふ頭D突堤のAPL専用埠頭だった。陸自のホーク発射装置などがバースに並んでいた。
昼休みを挟んで、バージに陸自の発射装置などが積まれて、またノースドックに回ってきた。フォークリフトで1両ずつ引き出されて、バースに留め置かれることなくノースドックの大型倉庫の 中に運ばれた。
本牧埠頭では検疫を受けずに、ノースドックで受けるとみられる。

APLの定期便に載って軍事物資が本牧ふ頭に運ばれて、その後米軍基地であるノースドックに運ばれる、というルートが確立している。横浜港の民間埠頭に入る船舶で搬出入される軍事物資の量 は、ノースドックに接岸する貨物船が運ぶ量の何倍にもなるとみられる。

(RIMPEACE編集部)(2014.3.12 撮影)



本牧ふ頭から運ばれてきた陸自の車両などがノースドックに陸揚げされた


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