新規陸軍ヘリ5機、ノースドックに陸揚げ




横浜ノースドックの奥に並ぶ、陸軍ヘリUH60ブラックホーク

5月12日に横浜ノースドックに寄港した自動車運搬船グリーン・リッジが、5機の陸軍ヘリ・UH60ブラックホークを運んできた。UNITED STATES ARMY の文字がかろうじて読める。
さらに読みにくいが、機体番号も 96-26694, 96-26716, 96-26703 の3つが判明、さらにもう一機が 96-26702 らしいことも。機体番号からみて、UH−60Lだ。

今キャンプ座間で飛んでいる米陸軍のブラックホークは 85-24448, 85-24450 などUH−60A型だから、今回ノースドックに陸揚げされたブラックホークは10年以上製造(調達)が新しいこと になる。またL型はエンジン出力が大きくなり、機外吊り下げ能力も大きくなっている。
常識的に考えれば、A型からL型への機体の更新なのだろうが、交代で今いるヘリがグリーンリッジに載ったのだろうか。少なくとも1機のブラックホークは、ノースドックのヘリポートに来ていた。 一気に交代するということでもなさそうだ。もし、座間駐在のヘリが5機増えるとなると大きな問題だ。

グリーン・リッジは4月中旬までに西海岸の基地タコマとポート・ヒューニーメを回り、20日過ぎにパール・ハーバーに寄港した。その後5月8日に那覇軍港、10日にプサンに寄港した後 12日にノースドックにやってきた。
5機のUH60はタコマで積まれた可能性もあるが、10年ほど前はハワイの陸軍ヘリ部隊(2-25thAVN)に所属していた。パール・ハーバーで座間向けに積み込んだのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)(2014.5.14 撮影)


5機のブラックホークが並ぶノースドック。1機の後部回転翼に兵士がとりついている


ノースドックのヘリポートとして使われている司令部前の草地に、座間から支援のために飛来したブラックホークが1機


2014-5-14|HOME|