ボート、特殊トラックなどもノースドックに陸揚げ


シートにくるまれたボート4隻。専用の台車に載せられている。横須賀に運ばれるだろう


オレンジ色の高所作業車。災害出動用に目立つ色で。相模補給廠か座間行きではないか


10輪トラック。各車輪が独立のサスペンションで支えられている(2014.5.14 撮影)

5月12日に横浜ノースドックに寄港した自動車運搬船グリーン・リッジが積んできたのは、陸軍多用途ヘリUH60Lだけではなかった。グリーンリッジが出港したあとのHバース付近には、 白いシートに覆われた警備用ボート、バケットクレーン車、特殊なトラックが並んでいた。

いずれも今回初めてノースドックに揚ったというわけではない。ボートは何度にも分けて、貨物船が運び込んできている。近くの海の基地と言えば横須賀だから、横須賀基地に運ばれるものと みられる。
ただ、横須賀基地の警備ボートの更新よりも運び込まれるボートの数が多いのは何故なんだろう?

バケット付きのクレーン車は、軍の装備には珍しく目立つ色で塗装されている。横須賀の海自艦船の停泊場所にオレンジ色の「しらせ」がとまっているのと同じだ。
在日米陸軍の工兵部隊が、日常の基地のメンテナンスで使用するのではないか。

背が低くて長い10輪トラックは、それぞれの車輪が特殊な形のバネで支えられている。不整地でも積み荷に振動を与えないための装置だろう。長くて振動を与えられないもの、たとえば ミサイルなどを運搬する車両のようだ。昨年11月にも陸揚げされている車両だが、3両同時は珍しい。

(RIMPEACE編集部)


5月12日にノースドックに寄港した自動車運搬船グリーン・リッジ(2014.5.12 読者撮影)


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