遠征中のLCU一隻、横浜NDに戻る
6月21日朝、横浜ノースドックに帰港した大型揚陸艇コントレラス(LCU 2015)
那覇軍港から佐世保基地経由で帰港したコントレラスの積荷は海軍の使う大きなリールだった (2014.6.21 撮影)
1月17日に横浜ノースドックを出港した大型揚陸艇(LCU)2隻のうち、コントレラス(LCU 2015)が6月21日朝、戻ってきた。陸軍戦時備蓄(APS-4、Army Prepositioned Stock 4)の
一部、陸軍揚陸セットの中から選ばれた2隻のLCUが、現役に復帰して小型の輸送艦の役目に就いて5か月が過ぎていた。
コントレラスは那覇軍港に10日ほど滞在した後6月16日に出港、東シナ海を北上して佐世保に向かい、18日に佐世保重工の修繕船用の岸壁「甲岸壁」に数時間停泊し、その日のうちに出港し
た。
コントレラスは佐世保出港後関門海峡、豊後水道を経て四国沖から東に向かい、21日にノースドックに着いた。最後の積荷は海軍の大型リール2つ他だった。このリールは佐世保基地赤崎貯油所
地区の医療倉庫裏のヤードに放置されていたものと良く似ている。この大きさの資材を運ぶには貨物船
を使う必要があるが、大型揚陸艇に載せてくることで、貨物船のチャーター費用が節約された。
「第10地域支援群は、支援用の陸軍舟艇の東アジア−太平洋への投入を2014年に開始した。陸軍舟艇のクルーたちは、その地域のミッションや演習のために貨物の輸送を6月まで続ける。
クルーたちは日本の自衛隊との合同訓練も行う。これは陸軍舟艇チームにとって初めての経験だ。この陸軍舟艇チームの投入で、海上輸送コストが500万ドル以上節約される」(2014.2.3 付
News: Pacific Utility and Logistics Support Enablers-Watercraft get underway 第10地域支援群広報部)
2隻のLCUのうちもう1隻のポート・ハドソンは、ギアボックスの修理のために那覇軍港に滞在している。6月中に横浜ノースドックに戻ってくるのかは不明だ。
(RIMPEACE編集部)
6月上旬、那覇軍港に2隻並んでいたLCU。左がコントレラス (2014.6.8 撮影)
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