フォース・プロバイダー、横浜NDに陸揚げ


横浜ノースドックのHバースに並ぶフォース・プロバイダーのコンテナ


コンテナには Force Provider のマークが貼られている(2014.7.2 撮影)

5月に陸軍ヘリの新型を積んで寄港した自動車運搬船グリーンリッジが、6月29日朝ノースドックに着いた。2日後の7月1日朝出港した後、埠頭にはダークグリーンの小型コンテナが 並んでいた。見覚えのあるマークがついていた。ベースキャンプセットのフォースプロバイダーのコンテナだった。

このセットは組み立てれば500人からの兵士が休養をとるためのキャンプになる。前線から離れたところに建てられる。普通100個くらいのコンテナで1セットとなり、シャワー室やトイレから 礼拝室まで揃っている。
戦時備蓄の一部として相模補給廠に保管されていたフォースプロバイダーのセットが、2002年と2008年に中東向けに搬出された。米陸軍兵士の士気を維持するために必要なこのベースキャンプセッ トがまた、相模補給廠に運ばれて戦争に備えようとしている。

今回グリーンリッジが運んできたのは3つ並べると20フィートコンテナとおなじ大きさになる小型のコンテナで、7月2日には埠頭に48個並んでいた。セットにはもっと大きなコンテナもあるし、数も 半分くらいしか来ていない。残りは次の便で運ばれてくるのかもしれない。

グリーンリッジは極東と米西海岸をつなぐ輸送に携わっている。6月4日にポート・ニューニーミ港に寄港している。これまでもフォース・プロバイダーのコンテナはこの港から積み込まれていた。
西海岸を出たグリーンリッジは那覇軍港、プサンに寄港した後横浜ノースドックにやってきた。この後数か所、日本の民間港に寄った後、西海岸に向かうはずだ。8月に横浜に来た時の積荷に注目 する必要がある。

(RIMPEACE編集部)


7月1日までノースドックに停泊していた自動車運搬船グリーンリッジ(2014.6.30 撮影)


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