横浜ND、2隻の大型タンカーの保管場所に


横浜ノースドックの先端部分に、空荷で停泊する2隻の大型タンカー

8月8日、3万トンクラスの大型タンカー、マースク・ミシガンが横浜ノースドック(ND)に寄港した。6月28日から23日間停泊していた時と同様、船体は浮いていて油を運んできたのではないことがよくわかる。

同じ8月8日、横須賀港外錨地に3万トンクラスの大型タンカー、マースク・ピアリがやってきて、翌9日に吾妻島の燃料桟橋に接岸、積んできた燃料を降ろした。そしてその翌日の10日に横浜NDに移動した。

この間、2隻の大型タンカーは韓国・蔚山などから燃料を積んで、在日米軍基地やグアムの燃料タンクに運んでいる。東日本の米軍基地への燃料輸送のハブとなっている横須賀の吾妻島燃料基地の常連だ。大型タンカーから燃料を積み下ろしする設備がない横浜NDに来るのは、横須賀の燃料バースの空き待ちの場合で、長くても数日程度の停泊で横須賀に向かっていた。

5月下旬から停泊の様子が変わった。マースク・ピアリが5月20日から23日間ノースドックに停泊した。そのあと上記のマースク・ミシガンの23日間の停泊が続いた。
そして今回は2隻が同時に停泊している。

年間チャーター契約で動くこの2隻のタンカーが、運航の合間にやってきて次の仕事まで居続ける場所に、ノースドックが選ばれている。

(RIMPEACE編集部)(2015.8.10 撮影)



左がマースク・ミシガン、右がマースク・ピアリ。両船とも喫水が上がって、空荷状態だ


2015-8-10|HOME|