陸軍揚陸艇、輸送任務で沖縄から横浜ノースドックに航行


ノースドックに入港、ホワイトビーチから積んできたコンテナを降ろす陸軍大型揚陸艇コアモ(LCU 2014)


LCUから降ろされたコンテナが、待機中のトレーラーに積まれる


LCUが運んできたコンテナなどを基地の外に運ぶ3台のトレーラー・トラック

横浜ノースドックに備蓄中だった陸軍大型揚陸艇(LCU)2隻が、韓国西海岸で行われた米韓合同補給演習に参加したのは2015年5月だった。その後、2隻は広弾薬庫を経て沖縄ホワイトビーチに向かい、那覇軍港にお神輿を据えた。

そのうちの一隻コアモが、沖縄近辺を動き回った後、ホワイトビーチから11月13日に横浜ノースドックに来た。積み荷は、ハーフサイズのコンテナ10個他だった。この程度の量の輸送を、貨物船をチャーターして運ぶのではなく、備蓄中のLCUを「有効活用」して行うことで、米軍は費用削減に励んでいる。

今回、ノースドックに戻ってきたコアモだが、このままノースドックにとどまるかどうかは不明だ。5月以来コアモと行動をほぼ共にしてきたLCUハーパーズ・フェリーは、那覇軍港に停泊したままだ。
2隻のLCUが那覇軍港を発進基地にして軍の輸送を行う態勢は、昨年までとあまり変化していない。コアモももう一度那覇軍港に戻って、そのあと6か月くらい現役の船として小ぶりな輸送をこなすのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2015.11.13 撮影)


積み荷を降ろしたLCUコアモは、ミナトミライ側のバースに移動。左は那覇軍港に昨年展開、今年の5月に戻ってきたLCUポート・ハドソン


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