陸軍LCU、沖縄から横浜NDに到着



横浜ノースドックに接岸した米陸軍LCUコアモ。ホワイトビーチからの積み荷か?(2016.2.23 撮影)

2月23日午前、陸軍大型揚陸艇コアモ(LCU 2014)が沖縄から横浜ノースドックに到着した。

コアモはノースドックに備蓄されている陸軍揚陸セットに含まれるLCUだが、昨年6月に同型のハーパーズフェリー(LCU 2022)とともに韓国西海岸まで米艦補給演習の支援に行った。その後広弾薬庫への弾薬輸送を行い、沖縄ホワイトビーチ、フィリピンのスービックなどへ向かい、9月から11月上旬まで那覇軍港やホワイトビーチにいることが多かった。
昨年11月中旬から約1ヶ月ノースドックに戻っていたが、今年の1月下旬にはハーパーズフェリーとともに、レッドビーチと伊江島を何度も往復して、沖縄海兵隊の演習を支援した。

2月10日ごろ、2隻のLCUはホワイトビーチに戻ったが、18日にコアモはホワイトビーチを出てノースドックに向かった。
23日に到着して、ノースドックのDバースに接岸中のコアモの積荷は、ホワイトビーチで積み込んだものと思われる。

陸軍の備蓄舟艇が現役化して、小規模な輸送任務に就いている。米陸軍の民間船チャーター費用の削減とオンザジョブの輸送訓練の2つの狙いが、「LCUの沖縄配備」に込められている。

(RIMPEACE編集部)



ホワイトビーチの陸軍桟橋に並ぶ2隻の陸軍LCU。埠頭側がコアモ。海側がハーパーズフェリー。NAVYのLCUも到着(2016.2.17 撮影)


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