横浜ノースドックでもLCUとゴムボートが訓練


横浜ノースドック前の水面で陸軍大型揚陸艇(LCU)がゆっくり航行。ゴムボートを積んでいる(白丸)


LCUのクレーンでゴムボートを水面に降ろす。兵士がLCUからゴムボートに降りていく


兵士3人が乗り込み、ゴムボートはLCUを離れて高速走行訓練


10分ほど走行したゴムボートがLCUに接舷。載っていた兵士がLCUに上がる



LCUのクレーンでゴムボートを水面から持ち上げ、格納場所に戻す

4月29日、空軍のヘリが兵士のピックアップ訓練を行なっていた横浜ノースドックで、LCUからゴムボートが発進して、LCUの周囲を走り回り、またLCUの船上に回収される訓練が同時に行われていた。

ゴムボートに乗り込んだ兵士は赤い救命胴着をつけ、武装はしていない様だったが、この訓練は船舶に対する攻撃を迎え撃ち、撃破する訓練に容易に変化し得る。前日に横須賀港で放射性廃棄物搬出に抗議するヨコスカ平和船団に、武装米兵が乗ったゴムボートが近づき威嚇したのを経験した直後だけに、同様の威嚇が横浜港内を航行する船にも行われはしないか、そのための訓練ではないかと、心配になった。

ノースドックを接収しているからといって、横浜港内で米軍が訓練を行なうことは許されない。昨年は、海上で筏セットを組み立てていたが、ノースドックの持つ基地機能を米軍はどんどん海上に拡大しようとしているのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2016.4.29 撮影)


2016-4-30|HOME|