陸軍兵站支援艦クリンガー、横浜ノースドックに


横浜ノースドックCバースに停泊中の陸軍兵站支援艦ハロルドCクリンガー


ノースドックに並ぶ艦船群。左から高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス、クリンガー、陸軍LCU2隻(2016.9.18 撮影)

9月15日に沖縄・ホワイトビーチから広弾薬庫に到着した陸軍兵站支援艦ハロルドCクリンガー(LSV 2)は、すぐに広弾薬庫の岸壁を離れ、翌々日の17日14時過ぎに横浜 ノースドックのCバースに接岸した。

日米合同演習オリエントシールド16の装備をハワイから運んできたハロルドCクリンガーは、あいば野演習場での合同演習が終わり、米陸軍部隊が撤収するまで横浜ノースドックで 待機する予定だ。

名古屋港から横浜に直行せずに沖縄に向かったのは、那覇軍港を臨時の係留港としている陸軍LCUのうちの一隻、ハーパーズフェリー(LCU 2022)との連携訓練が主眼だったとみられる。
沖縄から広島県呉市の米陸軍広弾薬庫まで2隻が向う間に、何度も航走中の接舷訓練を繰り返していた。

広弾薬庫に到着後、LCUハーパーズ・フェリーは弾薬コンテナを積んで待機しているが、クリンガーはさっさと岸壁を離れて足摺岬沖経由で横浜港に向かった。広弾薬庫への接岸訓練 をこなした後は、輸送物資も積まずにノースドックに来たようだ。

9月21日にオリエントシールド16が終了し、米軍が撤収して装備が名古屋港に集積された時期に、クリンガーはノースドックを離れるだろう。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]

  • Army vessel departs in support of Pacific Pathways(August 11, 2016)
  • 平成28年度国内における米陸軍との実動訓練(オリエント・シールド)の概要について (28.8.4 陸幕広報室)


    広弾薬庫の岸壁で弾薬コンテナを積んで待機中の米陸軍LCUハーパーズ・フェリー(2016.9.16 ピースリンク広島・呉・岩国 撮影)


    2016-9-20|HOME|