横浜ノースドック海面に大型浮体(大いかだ)出現・移動
揚陸補助艦の鼻先に移動してきた大型浮体
ノースドックの先端付近にも運ばれた大型浮体(2017.3.16 星野 潔 撮影)
3月12日、横浜ノースドックのEバース付近で、保管されていた筏セット(MCS:Modular Causeway System)を海面に浮かべて組み立てる作業が始まった。
2月前半よりノースドックの先端部に集めて積み上げられていたMCSをコンテナハンドラーが暗緑色のトレーラーに載せて、Eバース付近まで運ぶ。Eバース付近でコンテナハンド
ラーが、MCSを次々とクレーンの足下に運んでいく。そのMCSを黄色い車載クレーンとバージの大型クレーンが次々に持ち上げて、海面に移す。
その海面にはWT(Warping tug)が浮かび、その上には赤に近いオレンジ色の救命胴衣を着た米兵たちが乗っていて、海面に移された3本のMCSを組み合わせて一つの小いかだをつく
る。それをWTがBバース付近の海面まで運び、連結して大きないかだをつくっていく。
そんな作業が翌日も続けられ、ノースドックの海面には大きな浮体が出現した。
浮体は3月15日まではBバース付近に係留されていたが、16日にはEバース付近とHバース付近に移動して分けて係留されていた。空いたBバースには、18日に高速輸送艦ウエ
ストパック・エクスプレスが接岸した。
今回組み立てられた浮体は、今後どのように使われるのだろうか。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
Eバース付近で、2基のクレーンで海面に降ろされる筏セット(MCS)
Bバースの海面にいったん運ばれて大型浮体に組み上げられる筏セット(3.13 頼 和太郎 撮影)
2017-3-19|HOME|