横浜ノースドックに大型タンク多数搬入
自動車運搬船グリーン・レイクが運び込んだ白い大型タンクの群れ(2017.4.4 星野 撮影)
グリーン・レイクが出港した後、移動される積み荷のタンク(4.5 編集部 頼 撮影)
4月4日の朝、横浜ノースドックに自動車運搬船グリーン・レイクが入港した。
巨大な自動車運搬船のグリーン・レイクは、米国船籍で民間会社所有の船だが、米国のMSA(maritime security act)にもとづき、定期的に米西海岸の港と極東地域の米軍基地を巡回し、
軍事物資の輸送に従事している。
入港当日の4月4日の午後には、白いタンクのようなものを載せたトレーラーが、ノースドックのHバース付近に2列で計10台以上並べられだ。グリーン・レイクが運び込んだものだ
ろう。
それら白いタンクのようなものは、4月6日まではHバース付近に置かていたが、7日の夕方には姿が見えなくなっていた。
ところが4月12日の午後、4月4日にノースドックに運び込まれた白いタンクが、載せられていたトレーラーごともっと大きなトレーラーに積まれて、ノースドックから出ていく姿
が目撃された。相模補給廠に運び込んで備蓄するのだろう。
大きな圧力容器にも見えるこれらの白いタンクのようなものは、4月7日にはHバースから姿を消していたが、おそらくノースドックの倉庫に入っていたのではないか。また、グリーン
・レイクが運びこんでからノースドックを出るまでに一週間以上かかったのは、検疫のためではないか。
このようなタンク状のものが10個以上も同時にノースドックに入ってきて備蓄に回されるのは、珍しいことだ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
大型トレーラーに積まれてノースドックから出る白い大型タンク(4.12 頼 撮影)
2017-4-13|HOME|