頻繁に横浜に寄港する米軍高速輸送艦


横浜ノースドックのBバースに寄港したウエストパック・エクスプレス。後方に運び込んだ海兵隊車両(2017.4.17 編集部 頼 撮影)

 4月17日、高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスが横浜ノースドックのBバースに接岸した。
ウエストパック・エクスプレス接岸から数時間後のノースドックには、ハンビーやトラックなどの軍用車両が何台も並んでいた。

今回、ウエストパック・エクスプレスは、米韓合同演習が行われている韓国のポハンから沖縄のレッドビーチに入港し、さらに横浜にやってきた。

オーストラリアの民間企業から米軍が借り上げて運用している高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは、海兵隊の日常的な輸送・移動手段として、沖縄と韓国、横浜、岩国、佐世保 などを結んで動きまわっている。ノースドックにも、Bバースを実質的に「指定席」として頻繁に寄港を繰り返しており、入港は「毎度のこと」になってしまっている。

 だが、ほとんど注目されることもない、ウエストパック・エクスプレスの毎回の寄港の際にも、このように軍事物資や海兵隊員の輸送が行われているのである。横浜は米海兵隊の輸送 拠点の一つとなってしまっているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


高速輸送艦が沖縄から運んできた軍用車両の列は、Dバースの後方まで延びていた(4.17 星野 撮影)


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