民間貨物船、横浜ノースドックから演習地の北海道へ


ノースドックのFバースから出航直前の貨物船第2桝宝山丸(2017.8.3 星野 撮影)

 貨物船第2舛宝山丸が8月2日の深夜、横浜ノースドックに接岸し、3日の13時前に出港した。第2舛宝山丸は、ノースドックに接岸する直前には同じ横浜港の山下埠頭に停泊し ていた。ノースドックには、わずか半日ほどの滞在だった。

 8月2日、ノースドックのHバースには、4両の装輪装甲車を含む10両の海兵隊の車両が並べられていた。しかし、3日の第2舛宝山丸の出港後には、それらの車両はHバースから 姿を消していた。第2舛宝山丸に積み込まれたと見るべきだろう。

 ノースドックを出港した第2舛宝山丸は北海道に向かい、5日の昼過ぎには苫小牧港に入港した。
 北海道では、8月10日から、陸上自衛隊と米海兵隊との日米合同演習「ノーザンバイパー」が行われる。第2舛宝山丸は、この日米合同演習で使用する米海兵隊の車両を横浜から 北海道に運ぶ役割を担ったということなのではないか。

 米陸軍の基地である横浜ノースドックは、米海兵隊の輸送拠点、演習支援拠点としての機能も持っているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


ノースドックのHバースに並んだ海兵隊の車両10両。うち4両は装輪装甲車LAV−25)(2017.8.2 頼 和太郎 撮影)


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