民間ドックで修理のLCM、横浜ノースドックに戻る


民間タグに曳かれて備蓄場所のノースドックに戻ってきた陸軍LCM(2017.11.29 頼 撮影)

 11月29日横浜ノースドックに、民間タグボートに曳かれた1隻の米陸軍中型揚陸艇(LCM:Landing Craft Mechanized)が戻ってきた。

 横浜ノースドックには2種類のLCMが計9隻配置されているが、今回戻ってきたのは、そのうちの7隻を占めるMODE1タイプのうちの1隻だ。船体番号は8616。最近、ノースドッ クを離れて横浜市鶴見区にある船舶修理会社である横浜工作所に係留されていた。メンテナンスを行っていたのだろう。

 8616番のLCMが横浜に帰ってきた1週間ほど前の11月22日、横浜工作所前の運河には、このLCMとともに、組み立て式の舟艇であるWT(Warping Tug)も1隻係留され、 メンテナンスを受けていた。

 これまでもLCMの横浜工作所入りは確認されていたが、WTを分解せずにそのまま横浜工作所に持ち込んでメンテナンスすることがあるということは未確認だった。

 横浜ノースドックの施設や配置されている装備の機能は、民間企業の業務によって維持されているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


生麦の横浜工作所前の運河に係留される陸軍のWT、LCM(11.22 星野 撮影)


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