ノースドックに戦闘艦のシャフトがまた来た


先のシャフトと同じ梱包のシャフト6本を載せたバージがノースドックに到着


民間のクレーンバージを使ってノースドックHバースに陸揚げされるシャフト(17.11.29 頼 撮影)

9月中旬から2か月半ほど置かれていた4本の長いシャフトがなくなっているのに気付いたのは11月29日だった。棒状の小口の部分に貼ってあったプラカードには、 DDG 51 CLASS STERN TUBE SHAFT SPARE と書かれていた。アーレイバーク級駆逐艦のシャフトのスペアだ。おそらく28日にノースドックから横須賀米海軍基地に運ばれたのだろう。

気づいた直後に似たようなシャフト6本を積んだバージがタグに曳かれてノースドックに接岸した。一瞬出たヤツが戻ってきたのかと思ったが本数が違う。大小とりまぜて2本増えて いる。荷姿は同じだから、これらもアーレイバーク級駆逐艦のシャフトなどで、予備の部品か、ドックで取り外したものと思われる。

ちょうど、事故を起こした駆逐艦が横須賀から運び出される時期だが、この他にもドライドックに入っている駆逐艦や巡洋艦はある。特に巡洋艦アンティータムは座礁事故を起こして スクリューやドライブ・シャフトをドライドックで交換した可能性が高い。

外したシャフトかどうかは不明だが、これらのシャフト6本は、半月ほどの間に寄港が予想される自動車運搬船グリーン・レイクで本国に運ばれるとみられる。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


11月27日までは4本のシャフトがノースドックHバースに並んでいた(11.27 星野 撮影)


アーレイバーク級駆逐艦のシャフト、といえば、白丸のスクリュー軸のことだと考えられる(11.29 頼 撮影)


2017-11-30|HOME|