横浜ノースドックに水陸両用装甲車現る



横浜ノースドックの倉庫の陰にひそむAAV7水陸両用装甲車

12月29日、横浜ノースドックのHバース近くの倉庫の影に、AAV7水陸両用戦闘車が1両、置かれているのが見つかった。

AAV7水陸両用戦闘車が置かれていたのは、大さん橋やみなとみらい地区からは死角になって見えない、市民の目につきにくい場所だ。ノースドックの一番海寄りの建物 (建物番号507番の倉庫)の横の、みなとみらい地区側から見て裏手にあたるところに、AAV7はひっそりと置かれていたのだ。

今年の8月、北海道で行われた米海兵隊と陸上自衛隊の合同軍事演習に使用するためにHIMARS(High Mobility Artillery Rocket System)(高機動ロケット砲システ ム)と呼ばれる兵器を横浜に持ち込んだ時に、米軍が置いていたのもこの場所だ。

 このAAV7は、いったいどこからやってきたのだろうか。
沼津海浜演習場で海兵隊が上陸演習をやったときに壊れたものとも考えられるが、それはあくまでも推測に過ぎない。

12月31日には、米本国と東アジアの米軍基地を結んで車両や物資の輸送を行っている自動車運搬船グリーン・レイクが横浜ノースドックに入港する予定だ。AAV7は、このグリーン ・レイクで運び出す予定なのだろうか。

 なお、同じ12月29日、ノースドックのHバースには、米海兵隊の、砂漠迷彩の全地形型フォークリフトも1両置かれていた。28日にはまだ置かれていなかったから、29日に 運ばれてきたのだろう。
この車両も、グリーン・レイクで運び出すのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(17.12.29 頼 撮影)


Hバースに置かれている海兵隊の全地形型フォークリフト


2017-12-30|HOME|