DHCのヘリポート、ノースドックと隣り合った基地外だった


米軍基地ノースドックと道路ひとつ離れているDHC横浜場外離着陸場(2018.3.16 頼 撮影)

 3月10日、横浜ノースドックのある瑞穂埠頭をヘリコプターが飛び立ち、横浜港沿いに南下して、横浜市の南部の海沿いをまわって戻ってきて再び着陸するという、遊覧飛行のよう な飛行が何度も繰り返された。

 飛んでいたのは、機体番号JA105Dの民間ヘリだ。2月27日にノースドック周辺を飛行していたヘリとは違う機体ではあるが、同じDHC社所有の、同一機種(Robinson R44)のヘリ だった。

 筆者が見落としていたのだが、DHC社のHPによれば、米軍基地である横浜ノースドックがある瑞穂埠頭の、ノースドックのすぐ脇に、「「DHC横浜」場外離着陸場」と名付けられ た、DHC社が「維持管理・運営する」ヘリポートが設置されていたのだった。

したがって、3月3日に掲載した記事は訂正する。おそらく、DHC社のヘリは、米軍基地そのものではなく、この米軍基地の真横にあるヘリポート「「DHC横浜」場外離着陸場」に離着 陸を繰り返していたのだ。
不正確な情報を流したことをお詫びします。

 なお、ノースドックの対岸の、みなとみらい地区にある「みなとみらいヘリポート」は、遊覧飛行の横浜港スカイクルーズの拠点だが、横浜市が管理して港湾施設を「目的外利用」 する「場外離着陸場」という位置づけだ。
それに対し、米軍基地の真横の港湾施設を、民間企業DHC社がヘリポートとして使用することになったいきさつは、いかなる基準と事情によるものなのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)



DHC横浜場外離着陸場にアプローチするヘリ。手前はノースドック(18.3.10 星野 撮影)


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