巡回輸送業務を引き継いだグリーン・ベイ、海兵隊車両をNDに



横浜ノースドックに接岸したグリーン・ベイと埠頭に降ろされた海兵隊の車両軍

4月16日の朝、米国船籍の自動車運搬船グリーン・ベイが横浜ノースドックに入港し、Hバースに接岸した。

近年、米国西海岸の米軍基地と西太平洋及び東アジアの米軍基地を巡回する輸送業務は、自動車運搬船グリーン・レイクが担ってきたが、4月初めにCV−22オスプレイを運び込むため に米国本土からノースドックに直接やってきた後は、この循環ルートを外れたようだ。

グリーン・レイクに代わって、米国本土西海岸から、グアム、沖縄、プサンを経て、横浜にやってきたのがグリーン・ベイだ。

4月16日にノースドックに入港したグリーン・ベイは、入港直後からハンビーやトラックなどの米海兵隊の車両や物資などを次々と陸揚げした。運び込まれたものの中には、小型ボー トなどもあった。

運び込まれたものの多くは、4月28日から5月8日まで東富士演習場で行われる「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施」で使用される車両や物資だろう。ただし、この日 グリーン・ベイが運び込んだもののなかには、155ミリりゅう弾砲は無かったようだ。
 155ミリりゅう弾砲は、グリーン・ベイよりも後に横浜に入港した船で運び込まれたものと考えられる。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(18.4.16 星野 撮影)



グリーン・ベイから降ろされた車両やコンテナは、すぐに運び出される態勢に


2018-5-3|HOME|