ノースドックに大型ミサイル関連の装備か?


横浜ノースドックの倉庫の陰からのぞく大型の筒(18.4.18 頼 撮影)

4月16日に自動車運搬船グリーン・ベイが入港した直後から24日頃まで、横浜ノースドックには、陸上自衛隊のミサイルと考えられる物体や、ミサイル部隊の車両が並び、その周辺には作業を行う多くの陸上自衛隊員の姿が確認された。

まず、4月18日頃、複数の太い円筒型の物体が、ノースドックに並んでいるのが確認された。それらの物体は、みなとみらい地区側からみてノースドックで一番ベイブリッジ側にある建物、すなわち米軍が付けた番号によれば507番の建物の影になる位置に並べられていた。

形状からみると、ミサイル発射筒のように見える物体だ。陸上自衛隊の保有する円筒型のミサイル発射筒といえば、88式地対艦誘導弾だろうか。ただし、遠くから見た外観だけでは、今回ノースドックに並んでいた円筒型の物体を88式地対艦誘導弾の発射筒と断言はできない。

とはいえ、昨年4月にも横浜ノースドックに同様の物体が並んでいたことがある。この時には、陸上自衛隊のトラックが何台も「お迎え」に来ていたことが確認されている。
もしも88式地対艦誘導弾の発射筒だったとしたら、今回も、米国で行われた陸上自衛隊のミサイル発射演習の帰りに、横浜に陸揚げされたのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2018-5-3|HOME|