海洋調査船マリー・シアーズ、ノースドックに入港



ノースドックのFバースに接岸中の海洋調査船マリー・シアーズ (T-AGS 65)

5月6日の朝、横浜ノースドックのFバースに、米軍の海洋調査船マリー・シアーズが入港した。
マリー・シアーズの横浜入港は、昨年7月3日から7日にかけての寄港以来、ほぼ10ヶ月ぶりのことだ。今回、マリー・シアーズは、5月3日に韓国のプサンを出港して横浜にやってきたようだ。
 入港したマリー・シアーズの後部甲板には、観測用機器などはとくに何も置かれていないようだ。これから、どこからか何かを出してくるのだろうか。

マリー・シアーズはパスファインダー級海洋調査船の6番艦だが、バスファインダー級海洋調査船の横浜への入港は、昨年11月前半のヘンソン以来のことだ。
潜水艦作戦のために海底の地形や潮流などを調査する測量艦であるバスファインダー級海洋調査船が日本の港に入港すること自体、この昨年11月4日から6日にかけてのヘンソンの横浜寄港以来のことのようだ。

昨年は、このマリー・シアーズとヘンソンが横浜に時々寄港していた。他方で、以前、一時はバスファインダー級海洋調査船の拠点になっていた感のある佐世保には、昨年3月にボーディッチが寄港して以来、入港はない。
しかし、その後、10月と11月にヘンソンが寄港したのを最後に横浜からも足取りは途絶えていた。
このような変化は、米軍の海洋調査船の行動海域が移動したことによる可能性があるが、今回の横浜寄港は、また新たな変化を表しているのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(18.5.6 星野 撮影)


2018-5-7|HOME|