横浜から那覇へ、米海兵隊車両運ばれる
横浜ノースドックHバースから貨物船への積み込みを待つ海兵隊車両やコンテナ
Hバースに接岸した第三晶恵丸と、積み込み前の海兵隊の物資(18.5.30 星野 撮影)
5月30日の午前7時30分過ぎ、横浜ノースドックのHバースに第三晶恵丸が接岸した。
第三晶恵丸は、5月28日に横浜港に入港し、30日の午前7時過ぎまでは山下埠頭に停泊していた日本船籍の民間貨物船だ。
ノースドックのHバースには、5月20日にハンビーやトラック、運転席に装甲を施した大型のトレーラー型車両など米海兵隊車両が運び込まれた。5月22日には海兵隊の物資を入れるコンテナが運び込まれ、さらに24日頃にも車両や物資がHバース付近に運び込まれ、並べられていた。
おそらくこれらは、4月末から5月前半まで東富士演習場で行われていた「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施」で使用するために運び込まれた沖縄米海兵隊の車両や物資のうち、5月14日に自動車運搬船「ひまわり8」で搬出されなかった「残り」のものなのではないか
。
5月30日の朝、第三晶恵丸は、これらの米海兵隊車両や物資を積み込んで、午前10時30分過ぎに横浜を出港した。行き先は、那覇だ。
日本の民間貨物船が米軍の車両や物資の輸送業務を担い、軍事活動を支えるという構図が今回も繰り返されたのだ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
搬出前日の29日のノースドックに並ぶ海兵隊の物資(18.5.29 頼 撮影)
2018-6-2|HOME|