海洋調査船マリー・シアーズ、横浜ノースドックでレドームを取り外す


マリー・シアーズから取り外されたレドーム(6月2日 星野 撮影)


2つに割られたレドーム(6月3日 星野 撮影)

5月31日の朝、海洋調査船マリー・シアーズが横浜ノースドックに入港した。前回、横浜を出港したのは5月11日。わずか20日での寄港だ。

前回の横浜寄港では後部甲板に観測用のコンテナを複数積み込んだマリー・シアーズだが、今回の寄港中には、別のいくつかの動きが見られた。
まず、船体中央部の煙突脇に設置されている大型のレドームが、6月2日には取り外されて、船体の近くの埠頭上に置かれた。
この取り外されたレドームは、6月3日には上下2つに分割されて埠頭上に並べられ、その後、4日に再び球体となり、5日には再びマリー・シアーズの船体中央部に戻された。
おそらく、レドーム内部のアンテナを調整あるいは交換したということなのだろう。

レドーム修理後の6月7日には、マリー・シアーズは横浜を出港して浦賀水道を通り、三浦半島の城ヶ島沖合の相模灘まで航行した。相模灘でグルッと向きを変えて、7日の夕方には 横浜に再び戻ってきたから、試験航海だったのだろう。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


レドームを取り外したマリー・シアーズ(6月4日 星野 撮影)


2018-6-19|HOME|