マリー・シアーズの後部甲板に自立型水中環境モニタリングロボット


6月5日のマリー・シアーズ。後部甲板に黄色い流線型の観測機器が置かれている。(6月5日 星野 撮影)


後部甲板に置かれた自立型水中環境モニタリングロボット(6月8日 星野 撮影)

5月31日に横浜ノースドックに入港した海洋調査船マリー・シアーズの後部甲板に、6月5日と8日、黄色い流線型の観測機器が置かれていた。

この観測機器は、米海軍も資金を提供している米国ウッズホール海洋研究所が開発したレイマス(REMUS:Remote Environmental Monitoring Units)シリーズの自律型水中環境モニタリン グロボットだ。

マリー・シアーズなどバスファインダー級海洋調査船は、船体最後部に設置したランチアンドリカバリーシステムを使って、この自立型水中環境モニタリングロボットを海中に投入し、 観測を行っているのだろう。

後部甲板にレイマスの姿が見られた翌日の6月9日には、マリー・シアーズは再び横浜を出港したが、浦賀水道を出ることもなく横須賀沖に長時間停泊して、19時前に横浜に戻ってき た。
8日に自立型水中環境モニタリングロボットを後部甲板に出していたことと、9日の動きとは、何か関係があるのだろうか。

マリー・シアーズは、自動車運搬船グリーン・ベイが横浜ノースドックに入港した6月13日に、ようやく太平洋に出港していった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


REMUSの文字がはっきり読める(6月8日 星野 撮影)


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