横浜NDから呉に向かった貨物船、呉沖で4日間無為に停泊後米国へ


横浜ノースドックHバース停泊中の貨物船オーシャン・クレセント


オーシャン・クレセントの船首の向こうに運ばれ、積み込みを待つコンテナ(18.6.7 星野 撮影)

6月6日の朝、米国船籍の貨物船オーシャン・クレセントが横浜に入港し、ノースドックのHバースに接岸した。横浜ノースドックへの寄港は、2017年7月以来のことだ。

今回の寄港でオーシャン・クレセントは、米陸軍大型揚陸艇(LCU)ブロードランが横浜ノースドックに運び込んだ小型車両などを積み込んだようだ。
6月7日頃にHバース付近に運び込まれた数個のコンテナも、6月8日にオーシャン・クレセントに備え付けられているクレーンで甲板の上に積み込んだ。

また、同じ6月8日には、オーシャン・クレセントの甲板上の、積み込まれたコンテナの周辺で、陸上自衛隊員あるいは米兵とみられる服装の人物が、他の作業員とともに何事かをして いる姿が確認された。



オーシャン・クレセントに積み込まれるコンテナと作業員。ヘルメット姿の自衛隊員あるいは米兵もいる(18.6.8 星野 撮影)

オーシャン・クレセントは、6月7日に給油タンカーの第五開平丸から給油を受け、8日の夕方、横浜を出港して呉に向かった。前回、2017年7月に横浜に来たときにも、 オーシャン・クレセントは、横浜の次に呉に向かっている。

だが、今回、6月10日に呉の沖合に着いたオーシャン・クレセントは、結局、沖合に停泊したまま何もせずに、13日夕方米国のサンフランシスコに向かった。

オーシャン・クレセントが沖合に停泊していた間、広弾薬庫ではとりたてて動きは見られなかった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


呉沖5キロに錨泊中の貨物船オーシャン・クレセント(18.6.11 ピースリンク広島・呉・岩国 撮影)


呉沖到着4日目のオーシャン・クレセント。この日の夕方、錨をあげて米本国に向かった(6.13 ピースリンク広島・呉・岩国 撮影)


2018-6-17|HOME|