米陸軍輸送船として使用されているLCU、ノースドックを出港


横浜ノースドックLバースに停泊するLCUブロードラン(6月30日 星野 撮影)


LCUブロードランの停泊するふ頭に物資がおかれている(7月9日 星野 撮影)

7月12日午前、米陸軍大型揚陸艇(LCU)ブロードラン(LCU2007)が、横浜ノースドックを出港して沖縄に向かった。那覇軍港には16日の昼頃に到着した。

本来、ブロードランは、係留、保管するだけという約束で横浜ノースドックに搬入された10隻のLCUのうちの1隻だ。しかし2017年1月以降、同様に横浜に係留されていた同型艦のカラボザ (LCU2009)とともに、沖縄を拠点とする米陸軍輸送科の小型輸送船として使用され続けている。

ブロードランは6月4日にノースドックに入港して以降、6月末に試験航行を行った以外は1ヶ月以上にわたって横浜に停泊し続けていたのだが、その間、マストには米陸軍輸送科の旗が掲げられ 続けていた。いつの間にか、当初の約束に違反して現役の輸送船として使用されていることが既成事実化しているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2018-7-18|HOME|