音響測定艦の準母港、佐世保から横浜NDにシフト


米軍音響測定艦5隻の1年間の寄港地一覧。佐世保から横浜ノースドックに長期の寄港地が変わった

2018年12月から、横浜ノースドックへの音響測定艦の数週間の長期寄港が始まった。

音響測定艦の任務に就くパターンは、10年ほど前には、年間7週間の任務航海が6回、その間に6日間の寄港が4回、16日間の寄港が1回、31日間のオーバーホールが1回、というものだった。
今もあまり変わらないとすれば、年2回ほどの2週間以上の長期寄港がノースドックに集中してきたことが、上掲の図からわかる。

ほぼ10年前まで、音響測定艦がの長期寄港する基地はノースドックだった。それが佐世保に代わって10年がたち、再びノースドックが音響測定艦の修理拠点のような様相を示している。

佐世保常駐艦が増えるので、音響測定艦の停泊するところが少なくなってきたためかもしれない。

上掲の図が示すように、任務航海に挟まれた短い寄港は沖縄ホワイトビーチが多い。準母港は横浜に移っても、今の米海軍の音響測定艦の「主戦場」は南シナ海、東シナ海で変わっていない。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


横浜ノースドックに同時に3隻寄港。10年ぶりのことだ。(2019.7.19 頼 撮影)


2019-8-11|HOME|