グリーン・レイク、東アジア・太平洋の米軍基地巡回業務に復帰


8月25日、横浜ノースドックのHバースに接岸した自動車運搬船グリーン・レイク(8月25日 星野 撮影)


グリーン・レイクが8月25日に横浜NDに運び込んだコンテナ、工作車両、鋼鉄製の資材。翌26日に貨物船オーシャン・グランドが入港
して大量の米軍装備の陸揚げ作業が行われることを見越してか、埠頭の先端部にコンパクトにまとめて置かれている。(8月25日、星野撮影)

 今年4月に横浜ノースドックにCV22オスプレイ5機などを運んだ後、米国西海岸と西太平洋及び東アジアの米軍基地を巡回する軍事物資運搬業務から外れていた米国船籍の自動車運搬船 グリーン・レイクが、この業務に再び戻ってきた。

 7月25日にサンディエゴに寄港し、その後、ヒューニーメ、グアム、プサン、那覇と巡回し、横浜ノースドックには8月25日に入港した。

グリーン・レイクは今回、横浜ノースドックに複数のコンテナ、工作車両、鉄製の資材を陸揚げした。それらの陸揚げされた物資のうち、コンテナと鉄製の資材及び工作車両1台は、翌26日に 入港する貨物船オーシャン・グランドを慮ってか、ノースドックのHバースのまさに先端部にこぢんまりとまとめて置かれていた。
それ以外に6台の黄色い工作車両も陸揚げされた模様だが、これらの車両はノースドックの中央部に並べられていた。

8月26日の昼、オーシャン・グランドが横浜に入港する直前に、グリーン・レイクはノースドックを出港していった。

 なお、ノースドックに置かれている、クラスA事故を起こした機体と見られる「白装束」のFA18戦闘機は、今回寄港したグリーン・レイクによって運び出されることはなかった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


グリーン・レイクが運び込んだと見られる工作車両の列(8月26日、頼 撮影)


8月26日、横浜を出港するためノースドックを離岸して方向転換するグリーン・レイク。(8月26日、星野 撮影)


2018-9-8|HOME|