オリエントシールド演習の米軍物資を積んだ貨物船、近く横浜ND入港か?

 日米合同軍事演習「オリエントシールド」に参加する米陸軍の車両、ヘリ、物資を積んだ貨物船が、8月27日にも横浜ノースドックに接岸するようだ。

 陸上自衛隊の発表によれば、米陸軍と陸上自衛隊の実働演習「オリエントシールド」が8月26日から9月19日にかけて、宮城県の王城寺原演習場と群馬県の相馬原演習場などで行われる。

 米軍にとってオリエントシールド演習は、オセアニア、東南アジア、東アジア諸国をまわって各国で合同軍事演習を連鎖的に実施していく作戦、Pacific Pathways18-2(PP18-2)の一環をなすもの だ。

 米インド太平洋軍HPの記事によれば、米海軍軍事輸送司令部(MSC)は、PP18-2の一連の軍事演習で使用する米陸軍の装備や物資の輸送のために米国船籍の民間貨物船オーシャン・グランド (OCEAN GRAND)をチャーターして運航している。

 オーシャン・グランドは、8月後半までに既にオーストラリア、マレーシア、インドネシア、タイの順で巡回し、米軍の装備と物資の搬入と回収を行った。8月18日にはタイを出港し、日本に 向けて航行しているようだ。

冒頭に述べたように、海上保安庁の情報によれば、オリエントシールド演習に参加する米陸軍の装備や物資を積んだ貨物船オーシャン・グランドは、今のところ8月27日の朝に横浜に入港する 予定のようだ。ただし、直前になって入港日時が変更されることも十分あり得る。

昨年9月8日、2017年度オリエントシールド演習に参加する米陸軍の装備を満載した貨物船オーシャン・ジャズが横浜ノースドックに到着し、まさに溢れんばかりの車両や物資、13機もの ブラックホークヘリを陸揚げしたことは記憶に新しい。
陸揚げされた13機のブラックホークヘリが飛び立ち、戻ってきたのも、飛行場もヘリポートも存在しないはずの横浜ノースドックだった。日米合同委員会の発表によれば、横浜ノースドックその ものも、日米合同軍事演習オリエントシールドの一つの舞台として使用された。

今年も昨年と同様の光景が繰り広げられるのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔))


日米合同軍事演習オリエントシールドのために米軍各種車両、ヘリコプター、物資を満載して横浜ノースドックに入港した米民間貨物船オーシャン・ジャズ
(2017年9月8日 頼 撮影)


2018-8-23|HOME|