ブラックホーク、埠頭の広場に着陸
9月11日、横浜NDに戻ってきた2機のブラックホーク。(9月11日、星野撮影)
9月12日、横須賀上空を横浜NDに向かう3機のブラックホーク。(9月12日、頼 撮影)
横浜NDに着陸した3機のブラックホーク(9月12日、頼 撮影)
2018年度のオリエントシールド演習が終わった。王城寺原演習場、相馬原演習場などを舞台とする米陸軍と陸自の合同軍事演習だ。防衛省の7月26日の発表によれば、8月26日から9月19日までが
演習期間だった。
撤収の動きが横浜ノースドックで確認されたのは、9月11日頃からだ。
9月11日、演習に参加した5機の米陸軍ブラックホークヘリコプターのうち赤十字マークを付けた2機のレスキューヘリが、ノースドックに戻ってきた。
翌12日には、残りの3機も同じ場所に着陸した。この3機は、昼12時頃に横須賀基地沖を通過している。相模湾を経由するルートで戻ってきたのだろう。
これら5機のブラックホークが着陸したのは、8月30日と31日に演習場に向けて飛び立った時と同じ、ノースドック内の広場だった。もちろん、この場所は、ヘリポートでも飛行場でも無い。
5機のヘリに緊急事態が起きてやむを得ずノースドックに着地したわけでもあるまい。米軍が日本の法令を尊重していないことがよく分かる横暴な振る舞いだ。
11日に戻ってきた2機のブラックホークは、12日には折りたたまれてHバース先端部に運ばれた。12日に帰着した3機も翌13日にはHバースに移動して、計5機のヘリがHバースに並び貨物船オーシ
ャン・グランドによる回収を待つ光景が見られた。
ブラックホークの帰着と並行して、車両や物資の撤収作業も進められた。
Hバースに米軍車両が並びはじめたのは、9月11日だ。埠頭上に並ぶ米軍車両が急増したのが15日頃だ。この15日の夜に、貨物船オーシャン・グランドが横浜ノースドックに再入港した。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
埠頭の先端部に並べられ、貨物船による回収を待つ5機のヘリ。(9月13日、星野撮影)
9月15日には、多くの車両が並んでいた。(9月15日、星野撮影)
横浜NDに再入港するオーシャン・グランド。(9月15日、星野撮影)
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