横浜ND海上でLCM走行テスト


試験航行を行う2隻のLCM type-2。上空にはノースドックで離着陸及び周回飛行訓練を行う米空軍UH-1ヘリの姿も。
(10月17日、星野撮影)


試験航行を行う2隻のLCM


横浜港内を航行するLCM(10月3日、星野撮影)

 この10月、横浜ノースドックに保管されている米陸軍中型揚陸艇(LCM:Landing craft mechanized)が横浜港内で試験航行を複数回 行った。

 ノースドックの陸地側の地上に置かれていたLCMが民間のクレーンバージで水面にすべて降ろされたのは、9月25日のことだった。
 まず、10月3日午前に、LCM type-1のLCM8543とLCM8544の2隻が横浜港内を行ったり来たりする試験航行を行った。
ノースドックの周囲30メートルの制限水域の外に出ての航行だった。

 10月17日には、LCM type-2のLCM8600とLCM8617の2隻が、やはり制限水域の外に出て、横浜港内を試験航行する姿が目撃された。

 これらのLCMを含む揚陸艇類は、横浜ノースドックに持ち込まれた際には「単に保管するだけで使用しない」という約束だったはずだが、 実際には、例年の米韓合同演習で使用されてきた。
今年は米韓合同演習が中止され、横浜港に配備されているLCMは韓国に運ばれて使用されてはいない。
しかし、横浜港内では試験航行が「しっかりと」行われているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


試験航行に向かうLCM(10月3日、読者撮影)


LCMを海面に降ろす作業を行う民間クレーンバージ(9月25日、読者撮影)


2018-10-24|HOME|