米空軍UH−1ヘリ、2機並んでノースドックで訓練
ノースドック上空を飛行する2機のUH−1ヘリ
この日、海上では2隻のLCM(米陸軍中型揚陸艇)が試験航行していた。その上を飛ぶ2機のUH−1
10月17日、横田基地所属の米空軍UH−1ヘリコプターが横浜ノースドックに2機編隊で飛来し、離着陸及び周回飛行訓練を行った。
2機のUH−1ヘリが横浜ノースドックに現れたのは、17日の午前10時台のことだ。ヘリはノースドックのグラウンドに着地をすると、すぐには浮上せずにローターを回したまましばらく地上にとどまった。数分後にようやく浮上をすると、2機で前後に並び、ノースドック上空から横浜市神奈川区の横浜ポートサイド地区付近にまで大きくはみ出しながら周回飛行して再びグラウンド上空に戻った。
UH−1は、こうした離着陸と周回飛行を数回繰り返したが、その繰り返しの中では、着地せずにグラウンド上を2機でしばらくホバリングしてから、再び周回飛行に入るという場面もあった。
何度も繰り返すが、横浜ノースドックはヘリ訓練場ではない。そもそも飛行場では無いし、ヘリポートも存在しない。飛行場やヘリポートの設備が無いところでの離着陸は危険だ。市街地及び港湾上空での訓練も危険だ。しかも、2機並んでの飛行訓練だ。市民生活を危険に曝す訓練は許されない。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)(10月17日、星野撮影)
前方のヘリ(赤丸で囲ったところにいる)は着地し、後方のヘリはまだ空中にとどまっている
着地したヘリから乗員が地上に降りて何かをしている
2018-11-5|HOME|