高速輸送艦グアムのND入港時、多数の小銃が並べられる


11月7日、フォークリフトで高速輸送艦グアムに物資が運び込まれる。


左側は小型コンテナを載せたトラック。右側の建物には剥き出しの小銃が約15丁、立てかけられている。(11月7日、星野撮影)

 1ヶ月前の話になってしまったが、11月の上半期に高速輸送艦グアムが横浜ノースドックに2回入港した。11月6日の夜から9日までと、11日から12日にかけての2回だ。2回の横浜入港の間の11月10日には、韓国のポハンに短時間滞在している。

 11月6日は雨天だったが、グアム入港前には既にBバース付近に小型コンテナがいくつも並んでいたのが確認されている。それらのコンテナなどの物資は、7日の午前には艦内に運び込まれた。

 運び込まれたのはコンテナなどの物資だけではない。7日午前には、約15丁の小銃が剥き出しのままBバース付近の建物に立てかけられているのが確認された。それらの小銃も米兵たちの手でグアム艦内に運び込まれていった。

 横浜ノースドックは確かに米軍基地だが、市民の目に触れる場所に多数の小銃を剥き出しのまま並べて置いているのが確認されたことは、近年、記憶にない。横浜港内でも米軍が大胆に振る舞うようになってきた、ということを示しているのだろうか。

 11月12日には、小銃を手にした兵士たちがグアムから降りてくるのが目撃されている。

 なお、11月12日にノースドックを出港したグアムは沖縄に向かったが、11月17日には那覇軍港を出港してシンガポールに向かった。米海兵隊の沖縄以北の輸送業務を担当していたグアムだが、その後、シンガポールに滞在し続けている。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


建物に立てかけられた小銃と、それをグアムに運び込むためにやってきた兵士。


銃を手に取る米兵(11月7日、星野撮影)


11月12日、グアムから降りてきた兵士たち。銃を手にしている米兵も複数いる。(11月12日、星野撮影)


2018-12-11|HOME|