ノースドックに接岸した自動車運搬船グリーン・レイク(19.2.26星野撮影)

自動車運搬船グリーン・レイク、横浜NDに軍用車両などを陸揚げ


2月27日、グリーン・レイクから陸揚げされた、砲塔付きのLAV−25装甲車


グリーン・レイクから陸揚げされて並べられたコンテナ状の物体。後ろにはハンヴィーなどの軍用車両が並ぶ。


グリーン・レイクから降ろされたハンヴィー(19.2.27星野撮影)

 2月26日の午後、自動車運搬船グリーン・レイクが横浜ノースドックに入港した。

 グリーン・レイクがベイブリッジをくぐってノースドックの埠頭に近づいた時、Hバースではまだ第三晶恵丸が陸揚げ作業を行っていた。まさにせき立てるようにして第三晶恵丸と入れ替わり に接岸したグリーン・レイクだが、26日には午後遅くになってから一部の資材が船外に運び出されただけで、積み荷の陸揚げが本格的に行われたのは、翌27日のことだった。

 2月27日には、2種類のコンテナ状の物体が複数陸揚げされたほか、砲塔付きのLAV−25装甲車やハンヴィー、トラックなど大量の軍用車両がノースドックに降ろされた。

LAV−25装甲車は陸揚げされるとすぐに、「みなとみらい地区」など多くの市民の目がある側からは建物の陰になって見えない位置に運び込まれ、それ以外のハンヴィーなどの軍用車両や コンテナ状の物体は、Hバース付近に並べられた。

これらの車両を海兵隊の演習のために沖縄から横浜に持ってきたのならば、すぐにでも富士方面に移動を始めるものではないだろうか。だが今回は奇妙なことに、2月27日の陸揚げから7日が 経過した3月5日になっても、グリーン・レイクが運んできたハンヴィーなどの軍用車はノースドックの埠頭上に並べられたままだった。この「長居」は一体何を意味しているのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


海側から見ると、建物の陰に砲塔付き装甲車が並べられているのが分かる(19.3.2星野撮影)


グリーン・レイクから陸揚げされた多くの軍用車両やコンテナ状の物体などがHバースに並べられている。
停泊している船は、民間海洋調査船オーシャン・インターベンション(19.3.1頼撮影)


2019-3-6|HOME|