ノースドックの先端に並んだ佐世保からの民間貨物船2隻

横浜NDに佐世保から特大レドーム搬入


貨物船から吊り上げられる特大レドーム


レドームはノースドック内の海軍倉庫までトレーラーで運ばれた。(19.2.26 頼 撮影)

2月26日朝、横浜ノースドックに佐世保から2隻の小型の貨物船が到着した。第八幸寶丸と第三晶恵丸で、22日に2隻とも佐世保に寄港している。

荷揚げ作業が始まり、初めのうちは灰色の金属の枠などが第八幸寶丸から下されたが、そのうちに船倉から特大のレドームが出てきた。その後、大型のリールが多数下された。

レドームは、ノースドックに保管されているLCUのものと比べて格段に大きい。一か月前からノースドックに停泊している音響測定艦ヴィクトリアスのマストの上のレドームと同じ大きさ、 色合いだ。

第三晶恵丸からは、巨大なリール(巻き取り装置)が2つ下された。以前佐世保からノースドックに送られてきて、昨年の10月末まではノースドックに保管されていたものと、色まで同じだ。 佐世保に一時行っていて、また横浜NDに戻ってきた可能性が大だ。

この巨大なリールや、第八幸寶丸から下された大きなリールは、音響測定艦の曳航ソナーを巻き取り、メンテして音響測定艦に再度戻すときに必要な「工具」だ。
ノースドックが音響測定艦の準母港の役割を果たしていたころには、よく見かけた設備だ。

音響測定艦のレドームや、メンテ用の各種リールの集積は、ノースドックが再び音響測定艦の準母港化する前触れではないだろうか?

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


一隻目の貨物船がバースを離れた後に、多数のリールが並んでいた(19.2.26 頼 撮影)


第三晶恵丸からおろされた巨大なリール(19.2.26 星野 撮影)


2019-2-28|HOME|