音響測定艦ビクトリアス、横浜に約2ヶ月滞在後、3月21日に出港


1月29日、船橋上部のマスト周辺に足場が組まれた。なお、船橋の操舵室前に掲げられている旗は、First Navy Jack(*)と呼ばれる米軍の国籍旗だ
(2019.1.29 星野撮影)


足場を使って作業が行われている。(2019.2.6 星野撮影)

1月26日に約10年ぶりに横浜に姿を現してから約2ヶ月近くノースドックに居座り続けた音響測定艦ビクトリアス(T-AGOS 19)が、3月21日に出港した。

1月26日の入港後、クレーン車が横に付いて、しきりに作業を行っているようだったが、1月29日にはビクトリアスの船橋上部のマスト周囲に足場が組まれた。足場は2月14日午前には撤去 されたが、何らかの工事が行われたようだった。

3月2日には、午前9時過ぎから夕方18時前まで一旦出港して周辺を航行したが、ノースドックに戻ってくると、21日まで停泊を続けた。その間、やはり何らかの工事を含む作業が行われてい ることが目撃されることもあった。

音響測定艦が横浜ノースドックを修繕あるいは改修作業なども行うことのできる拠点として再び使用するようになった、ということだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)

(*) 「対テロ戦争」と称して各地で戦争を仕掛けてきた米軍が、18世紀の米国独立戦争の時に使われた旗を復活させて、いわゆる「同時多発テロ」から1年が経過した2002年9月11日から
2019年まで使ってきたものだ。ビクトリアスのノースドック滞在中、連日掲げられていた。


雨の中、船橋の前にブルーシートを掛けて何らかの作業が行われている。(2019.3.7 星野撮影)


出港前日のビクトリアス。(2019.3.20 星野撮影)


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