4月11日の、海兵隊りゅう弾砲や車両などの横浜陸揚げを振り返る


横浜ノースドックに接岸した自動車運搬船「にらいかないU」


「にらいかないU」から次々と陸揚げされる海兵隊の車両

7月22日に海兵隊の155ミリりゅう弾砲などが横浜ノースドックで民間小型貨物船に積み込まれたことについて、記事を書いた。その記事では、それらのりゅう弾砲や車両などが今年4月11 日、横浜に陸揚げされたものであることを指摘した。そこで、4月11日の海兵隊りゅう弾砲や車両などの横浜陸揚げと北富士演習場への搬送について、改めてここで記事と写真で振り返っておこ う。

 今年4月11日の朝、琉球海運が運航する民間自動車運搬船「にらいかないU」が、横浜ノースドックに接岸した。「にらいかないU」は、155ミリりゅう弾砲12門や、車両約100両など (数量はいずれも防衛省発表による)を那覇軍港で4月9日に積み込んで横浜にやってきたのだ。それらは、4月17日から28日までの日程で北富士演習場において行われる米海兵隊の「沖縄県 道104号線越え 実弾射撃演習」の「分散・実施」で使用するもの、ということだった。

 実際、陸揚げされた155ミリりゅう弾砲や車両などの多くは、すぐにトラックやトレーラーに載せられて、次々とノースドックから運び出されていった。とは言え、翌日以降にノースドックか ら運び出された軍用車も少なからぬ数あった。

 トラックやトレーラーに載せられてノースドックから運び出された155ミリりゅう弾砲や海兵隊車両などは、村雨橋を陸地側に渡り、東神奈川入口から首都高に入った模様だ。首都高を通って 北富士演習場に向かったのだろう。


トレーラーに載せられて、横浜の市街地を行く米海兵隊155ミリりゅう弾砲


ハンビーなどを積んで一般道を走るトラック(ナンバープレートの部分を加工して見えなくした写真)

 なお、「にらいかないU」からの大砲や軍用車両などの陸揚げ作業が行われていたノースドックHバースには、海兵隊員と見られる米兵の姿も複数見られた。彼らはどこからやってきたのだろうか。「にらいかないU」に同乗してきたのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(2019.4.11星野撮影)


陸揚げ作業中のHバースには、海兵隊員の姿もあった


2019-8-1|HOME|