横浜NDに米駆逐艦のプロペラシャフト搬入


ノースドックの先端部に搬入された、米駆逐艦のプロペラシャフトが入っていると見られる4本の物体(2019.12.6星野撮影)

 12月6日、横浜ノースドックの先端部に、米海軍駆逐艦のプロペラシャフトを収納しているとみられる茶色の長細い枠が4本並べられた。

 この日の朝、民間クレーンバージがNDに接岸して何事か作業を行っていたが、どうやらこれらのプロペラシャフトの陸揚げ作業だったようだ。

 横浜ノースドックでは、今年5月に自動車運搬船グリーン・ベイによって運び込まれた駆逐艦のプロペラシャフトが、8月後半に横須賀基地に運び出されている。今回はそれとは逆に、横須賀 基地からバージに載せられて横浜に運び込まれてきたのだろう。

横浜ノースドックと横須賀基地は、形のうえでは別の基地ということになっているが、今回の事例が示すように、横浜は横須賀軍港のスペースを補完するものとして一体的に使用されているのだ。

今回搬入されたプロペラシャフトは、早ければ12月の終わり頃にも米国船籍の自動車運搬船あるいは貨物船で、2機の白装束FA18とともに米国本土に向けて運び出されていくのではないか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


12月6日の朝、横浜NDの先端部でプロペラシャフトの陸揚げ作業を行っていると見られる民間クレーンバージ(2019.12.6読者撮影)


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