音響測定艦の寄港が相次ぐ横浜ND


12月31日に入港した音響測定艦エイブル(右側の船)。左側の音響測定艦はビクトリアス。(2019.12.31星野撮影)


2019年11月から12月にかけて滞在した音響測定艦ロイヤルは、艦橋上部のマスト周辺に足場を組んで何らかの工事を行っていた。
(2019.11.21星野撮影)

 横浜ノースドックに米海軍音響測定艦が次々とやってくる状況が続いている。

 2019年11月13日から12月9日まで、音響測定艦ロイヤルが滞在した。滞在期間中にロイヤルの艦橋上部のマスト周辺には足場が組まれ、何らかの工事が行われた。

 ロイヤルが横浜に入港する数日前の11月7日から12月16日まで、音響測定艦エフェクティブもNDに停泊していた。11月15日にエフェクティブの後方のリールを垂らす「しっぽ」の上にある「小屋」の 周辺に足場が組まれ、12月11日頃まで何らかの補修工事が行われた。

 12月16日の午前中には、音響測定艦ビクトリアスが入港した。ビクトリアスの入港は、8月29日以来のことだ。今回の入港直後に、ソナーを巻き取るリールを載せたバージがビクトリアスの後方に浮かべられた。

 ビクトリアスは12月28日にいったん出港したものの、2日後の12月30日夕方にはノースドックに再び舞い戻ってきた。短期間の試験航行だったのだろう。

 さらに、12月31日には音響測定艦エイブルがNDにやってきた。11月1日の出港以来約2ヶ月ぶりの寄港だ。

 2018年の終わり頃から横浜が再び米海軍音響測定艦の活動拠点となり、2020年の年始においてもその状態が定着してしまっているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


12月16日、入港直後の音響測定艦ビクトリアス。艦の後ろ側にリールを載せたバージが浮かべられている。(2019.12.16星野撮影)


ノースドックには、音響測定艦のソナーのリールがストックされている場所がある。(2019.11.21星野撮影)


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