横浜ノースドックに現れた陸自ホークミサイル部隊(1)


陸自トラックの試走が始まり、武器や装備を牽引した何台ものトラックがグルグルとND先端部を走り回った。


ホークミサイル運搬ローダーを積んだ陸自トラック。左側の民間運送会社のトラックもホークミサイル運搬ローダーを
積み込む作業をしている。NDにやってきた陸自トラックだけでは足りなかったのだろう。(2020.4.16星野撮影)

 もう3〜4ヶ月以上も前のことになってしまったが、今年の4月中旬及び5月後半に、陸上自衛隊のホークミサイル部隊が横浜ノースドックに現れた。

 実は今年に限らず毎年のように、陸自ホークミサイル部隊は4月になると横浜NDに現れる。おそらく、毎年秋に陸自が行っている米国ニューメキシコ州マクレガー対空射場でのホークミサイル射撃訓練で使用した、ミサイル発射装置やレーダーをはじめとする装備を積んだ貨物船がこの時期に横浜に到着し、その「荷ほどき」と陸自駐屯地までの搬送作業のためにやってくるのだろう。

 今年4月中旬に現れた陸自ホークミサイル部隊は、4月17日の夜から18日の昼までのあいだに横浜NDから姿を消した。

その間、4月16日の午後には、ミサイル発射装置や各種レーダーなど武器や装備を牽引した多数の陸自トラックが、まるで軍事パレードのように横浜NDのふ頭先端部をグルグルと走り回る光景が見られた。横浜NDから駐屯地までトラックで無事牽引していくことができるかをチェックする、試走だったのだろう。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)




ホークミサイル発射装置、各種レーダー、中隊指揮装置、ホークミサイル運搬パレットをけん引してND内を走る陸自トラック(4.16 星野 撮影)


4月15日、陸上自衛隊のトラックが横浜NDに並び、隊員たちがそこで作業をしている。(4.15星野撮影)


2020-8-25|HOME|