横浜ノースドック・2006年まとめ−1
備蓄された米陸軍舟艇、2006年の動き
後方の自動車運搬船グリーンデールに積まれて到着した、浮き桟橋セットの追加部品(06年12月22日 撮影)
運びこまれた追加物資は、備蓄されている浮き桟橋セットの隣に、年明けに集約された(07年1月5日 撮影)
横浜ノースドックに米陸軍舟艇の搬入・備蓄が始まったのは2002年8月だった。2004年9月のLCU三隻の搬入で、2年間続いた陸軍上陸用舟艇セットの出入りは一段落していた。ところが2006年末に、米国西海岸からやってきた自動車運搬船グリーンデールが陸軍上陸用舟艇セットの追加部品を運びこんだ。
浮き桟橋セットの部品と同じ大きさにまとめられた追加部品は、07年初めにノースドックの先端部分から、浮き桟橋セットが並べられている場所に移された。
追加部品を収めたコンテナの中には、MSCという記載もあった。浮き桟橋セットを洋上で展開するときに必要な部品が、これまでの備蓄物資に加わったのかもしれない。
備蓄中の上陸用舟艇の修理は、2006年にも行われた。05年にノースドックから修理のために近隣の民間工場に回航された港内タグやクレーンバージは、2月までにノースドックに戻ってきた。
米会計年度が変わったあとの10月以降、港内タグ1隻、横積み平タグ1隻、LCU1隻がノースドックからいなくなった。このうちの港内タグ1隻は06年12月に戻ってきたが、他の舟艇は未だ備蓄の定位置に戻ってこない。
(RIMPEACE編集部)
民間工場での修理のために、ノースドックから回航されたLCU5010(06年10月20日 撮影)
'2007-2-18|HOME|