弾道ミサイル観測船、横浜に頻繁な寄港


7月27日午前、横浜NDに接岸した弾道ミサイル観測船ハワード・O・ロレンゼン(2020.7.27 読者撮影)


横浜NDに停泊するハワード・O・ロレンゼン(7.27 星野 撮影)

7月27日の朝、弾道ミサイル観測船ハワード・O・ロレンゼン(T-AGM-25)が横浜ノースドックに入港した。

今回の入港で、ロレンゼンは今年3回目の横浜寄港だ。昨年の横浜来訪は1月の1回にとどまっていたことを考えると、かなり頻繁な横浜寄港だ。

ロレンゼンは、朝鮮半島でミサイル発射の予兆がみられると佐世保を拠点に警戒活動を行う船だ。そうした弾道ミサイル観測船が横浜に頻繁に現れるようになったのは、どうしてなのだろうか。

今回のロレンゼンの横浜滞在期間は比較的短く、29日の16時頃には出港していった。今回の寄港の目的は何だったのだろうか。何らかの物資の補給だったのだろうか。それとも、乗員にかかわる何事かだったのか。あるいはデータの受け渡しだったのだろうか。

なお、ロレンゼンが前回、6月29日に横浜を出港してから7月27日に再入港するまでのあいだに、どこか別の港に立ち寄った形跡は確認できていない。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


混み合う横浜NDの岸壁。右奥からハワード・O・ロレンゼン、音響測定艦インペッカブル、音響測定艦ビクトリアス、
海洋調査船オーシャン・インターベンションなどが並んでいる。画面の外、左のバースには高速輸送艦グアムが長期滞在中だ
(7.27 読者撮影)


出港2時間前のハワード・O・ロレンゼン。ふ頭には出航作業関連の車両・人員が待機している(7.29 頼 撮影)


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