音響測定艦エフェクティブ、沖縄から横浜に


7月28日の昼頃、横浜NDに接岸する音響測定艦エフェクティブ。(2020.7.28読者撮影)


停泊するエフェクティブ(2020.7.28星野撮影)

7月28日の昼頃、横浜ノースドックに音響測定艦エフェクティブが入港した。
6月8日に出港して以来の横浜入港だ。

昨日、弾道ミサイル観測船ハワード・O・ロレンゼンが入港し、横浜NDのふ頭は「満員」状態になっていたが、エフェクティブが現れる直前に海洋調査船オーシャン・インターベンションが出港していったため、その空いたすき間にエフェクティブは接岸することができた。出港したオーシャン・インターベンションは、日本の周辺海域で米軍のための海洋調査活動を開始するのだろう。

エフェクティブの入港で、3隻の音響測定艦が同時に横浜NDに並ぶことになった。 まさに横浜は、米海軍の音響測定艦の重要拠点となってしまっているのだ。

なお、このHPの別の記事にあるように、昨日、音響測定艦ロイヤルも横須賀基地の13号バースに入港している。米軍が現在保有する5隻の音響測定艦のうち4隻までもが、横浜・横須賀に同時に集結したということだ。

今回、エフェクティブは7月23日の午後に沖縄のホワイトビーチを出港して横浜にやってきた。移動にあたって、どのような新型コロナウィルス感染予防措置を米軍はとったのか、何人の米軍人や軍属がエフェクティブに乗って横浜にやってきて、横浜滞在中かれらはどのように過ごすかなど、重要な情報は全く明らかにされていない。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


横浜NDに並ぶ音響測定艦と弾道ミサイル観測船。左から音響測定艦エフェクティブ、ビクトリアス、インペッカブル、
弾道ミサイル観測船ハワード・O・ロレンゼン。なお、ビクトリアスの艦橋上部のアンテナ周辺には、7月22日に足場が組まれた。
(2020.7.28読者撮影)


出港前日の海洋調査船オーシャン・インターベンション。搭載しているクレーンを使って物資の積み込み作業が行われていた。(2020.7.27星野撮影)


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