横浜ノースドック・2007年まとめ−1
備蓄された米陸軍舟艇、2007年の動き
2007年の備蓄舟艇の動き。赤字は修理などで外部に出た数、青字は修理後戻ってきた数
横浜ノースドックへの米陸軍舟艇の搬入・備蓄は、2004年9月のLCU三隻の搬入で一段落した。その後、航洋タグが在英米軍基地に
回送されたり、浮き桟橋セットの追加補充があったりしたが、あとの出入りはノースドックの外で行われるメンテが主だった。
そのメンテにまわされる上陸用舟艇の数が、2007年後半に飛躍的に増えた。ノースドックでの備蓄開始から5年が過ぎて、メンテが
必要な舟艇で作業が先延ばしされていたものが、一気に修理に出された。
上掲の表に見られるように、新会計年度の開始以降にまず揚陸艇の外部での修理が始まり、それが戻ってくるのが12月以降になる。
また、横積み平タグは少し遅れて外部への移送が始まっている。
備蓄されている陸軍上陸用舟艇のメンテが続けられているということは、これらの舟艇を使った戦争の遂行が、未だ米軍の計画から
抜けていないことを示している。
(RIMPEACE編集部)
中型揚陸艇5隻がノースドックの外に出ている(07年10月23日 撮影)
大型揚陸艇5隻が一列に並ぶノースドック(07年12月17日 撮影)
横積み平タグが1隻だけ残されているノースドック(07年12月17日 撮影)
'2008-2-24|HOME|