横浜ノースドック・2008年まとめ−2

輸送艦の出入り。海兵隊演習支援、海軍変電セット搬入など

海兵隊演習支援

高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス(8,403 トン)
横浜ノースドックの入港−出港日、前港、次港

沖縄海兵隊専属の高速輸送艦ウェストパック・エクスプレスは、特に2008年前半にノースドックに寄港した。 いずれも短い期間の寄港だった。

08年2月と3月の釧路がらみの寄港は、陸自と海兵隊が北海道で行った日米共同演習で、海兵隊員や物資・車両などを運ぶためのものだった。 ただ、沖縄海兵隊を矢臼別演習場に送るためだけなら、横浜ノースドックに寄る必要はない。
キャンプ富士にいた部隊を演習に参加させた可能性もある。


那覇軍港で待機中のウェストパック・エクスプレス(08.10.19 撮影)

海軍変電セット搬入など

横浜ノースドックの入港−出港日、前港、次港

原子力空母の母港にされた横須賀基地の中に、空母停泊中に電力を供給する火力発電所が作られた。この建設スケジュール に遅れが出たために、米軍は移動式の変電・発電セットを本国から横須賀に送った。
2回ともノースドックに陸揚げされ、横須賀基地に運ばれた。
なお、年末に一部の発電・変電セットが横須賀基地から搬出されて、ノースドックの埠頭に並べられた。10個未満のセットは、ノースドック から貨物船に載せるという形では運ばれなかった。1月初旬にノースドックからバージで民間埠頭に運ばれ、そこから民間の船でおそらく 米本国に送られたと見られる。


海軍の変電セットを積んでノースドックに入港するリオ・ネバド(08.2.17 撮影)

(RIMPEACE編集部)


2009-1-14|HOME|