横浜ノースドックに並ぶ軍用車両


12月11日夕方から12日未明にかけて横浜NDに短時間寄港した自動車運搬船グリーン・レイク。


12月11日の自動車運搬船グリーン・レイクからの陸揚げ作業は、暗くなってからも続いた。(2020.12.11 星野 撮影)


グリーン・レイクから陸揚げされた車両やコンテナなど。(12.12 星野 撮影)

12月11日の夕方、自動車運搬船グリーン・レイクが横浜ノースドックに接岸した。

今回のグリーン・レイクは、米国西海岸の基地の港タコマを現地時間11月25日に出港して直接横浜にやって来たのだが、滞在時間はごく短く、12日未明には再び出港して那覇軍港に向かった。

 短時間の滞在ではあったが、グリーン・レイクは今回、横浜NDに多数の軍用車両やコンテナなどを陸揚げした。

 搬入された車両は、数日間はふ頭の先端部に置かれていたが、12月15日にNDの中央部の広い空間に移されて並べられた。

 並べられている米軍車両は、その後何故か増加している。12月23日に砂漠迷彩のトラックなどが増え、28日にも多数のトラックが加わった。増加したトラックなどが、どこから現れたのかは不明だが、ND内の倉庫の中から出てきた可能性がある。

 これらの多数の軍用車両を米軍はどうするつもりなのだろうか。相模総合補給廠に搬入する予定なのだろうか。しかし、それならばなぜNDに2週間以上並べておく必要があるのか。

来年1月下旬から2月下旬まで北富士演習場で行われる155ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練で使用する車両を早々とNDに運び込んだということなのだろうか。それとも、このまま横浜NDに備蓄をしておくつもりなのだろうか。あるいは、それらとは違う、もっと別の目的があるのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


NDのふ頭先端部近くに並ぶハンビーなどの軍用車両。この直後にNDの中央部に移された。(12.15 頼 撮影)


ND中央部に移された米軍車両。(12.15 星野 撮影)


12月28日には、並んでいるトラックの数がさらに増えた。(12.28 星野 撮影)


2020-12-30|HOME|