横浜NDに原子力空母のクレーン車
横浜NDに置かれているクラッシュ・クレーン。隣に並ぶハンビーと比べると、その大きさがよく分かる。
昨年11月24日から、この場所に置かれている。(2021.1.1 星野 撮影)
横浜ノースドックに、原子力空母の飛行甲板で使用する白い大きなクレーン車、「クラッシュ・クレーン」が昨年11月24日から置かれている。飛行甲板上で動けなくなった戦闘機などを移動させる際に使うクレーン車だ。
昨年11月24日の午前中、横須賀基地で使用されている米海軍タグボートYT-804がノースドックに来ていたが、このYT-804がクラッシュ・クレーンを載せたバージを横浜まで押してきたのだろう。
さすがに、NDのふ頭を飛行甲板に見立ててFA18の訓練をやるというわけではあるまい。本来日本ではやらないはずの定期修理で原子力空母がドック入りするのにあわせて、クラッシュ・クレーンも交換するということなのだろうか。
NDでは、クラッシュ・クレーンよりも一足先に11月17日に横須賀から運び込まれた2機のFA18戦闘攻撃機も、12月9日から12日頃にかけて防水素材で全体をコーティングされて白装束姿となって米本国から「お迎え」が来るのを待っている。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
原子力空母ロナルド・レーガン上のクラッシュ・クレーン。(2020.5.21 頼 撮影)
横浜NDで白装束姿となって本国からの「お迎え」を待つ2機のFA18。(2020.12.16読者撮影)
2021-1-14|HOME|