横浜三菱ドックに入った米軍燃料補給艦


横浜港の三菱重工横浜製作所岸壁に停泊する米海軍燃料補給艦ビッグホーン


ビッグホーンの艦首部分。佐世保で積み荷をおろしたため、喫水が上がっている(2021.6.24 読者 撮影)

佐世保を20日に出港した米海軍燃料補給艦ビッグホーン(T-AO 198)は、横浜港の三菱重工横浜製作所の岸壁に6月24日に接岸した。

関連する動きも含めて、18日の佐世保の状況をレポートする。

********* 6月18日 佐世保より *********

インド海軍のコルベット艦などが集まった佐世保港


立神桟橋に停泊したキルタン


積み荷を降ろして船体が浮き上がったビッグ・ホーン(6月18日 篠崎 撮影)

インド海軍のコルベット艦キルタン(Kiltan P-30)が6月1 8日朝、海上自衛隊立神桟橋に停泊していることが確認された。

キルタンは2019年9月以来の寄港で、この時は日・米・インド合同訓練「マラバール」に参加するためだったが、今回の寄港目的は不明。

停泊した岸壁が立神岸壁であるところから海上自衛隊の「ゲスト」として寄港したのではないだろうか。

「対・中国共同戦線」という見方もできるだろうが、.インドは中国やロシアが主導する「上海協力機構」にも参加しており、対決一辺倒ではないようだ。インドとしては日本に定期に 寄港することで、地域での軍事プレゼンスを確保する狙いもあるのだろう。

また、佐世保港には燃料補給艦ビッグ・ホーン(Big Horn T-AO-198)が6月12日に入港して検疫錨地に停泊して以来、赤崎2号岸壁(6月14日)に移動し、赤崎3号岸壁(6月18日)に場所 を変えて以降は積み荷をすべて降ろしたようだ。何か不具合でも起きたのだろう。
代わりに同型のラパハノック(Rappahannock T-AO-204)が赤崎2号岸壁に接岸に、荷役作業を行っている。

このほか、貨物弾薬補給艦アラン・シェパード(Alan Shepard T-AKE-3)が6月2日から、同型のチャールズ・ドリュー(Charles Drew T-AKE-10)が6月5日から停泊を続けている。

(21.6.18 RIMPEACE編集委員・佐世保)


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